Love=ありがとう

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 最近はネットから情報をもらうことが多くなってきました。
 昨日も日本語の繊細な表現に「桜は散る、梅はこぼれる、菊は舞う、牡丹は崩れる、椿は落ちる」と、花の終りはそれぞれに違うとありました。人生の終りも花と同じような表現ができそうです。
 日本の男性は表現が下手で、口から自然に「I Love You」と言えるようになるのには、あと30年かかるだろうと
ありました。てことは、私は一生口にしないことになります。もっとも22歳から海外生活しているのに一度も口にしたことがありません。別に胸張って自慢することでもありませんが、もし口にしていたら、とっくの昔に舌を噛んで死んでいたと思うので、こうして生きているのですから論より証拠です。でも最近になり「ハグ(Hug)」の方は、自然にできるようになりました。
 「Love」=「愛」は、明治以後の日本語訳で、それまでは神の「愛」も「慈悲」と訳していました。日本の人はこのような言霊的な言葉に対し、ストレートに安易に口にすることを、あまり好まないのだと思う。無理してもLoveでなく「好きだよ=I Like you」止まりと思います。まぁ、これも文化なのでしょう。
 この「I Love You」の書き込みに対して日本に長く住んでいる外国人から寄稿があり、日本人の「I Love You」の表現は「ありがとう」だと解釈していました。これを読んで「うまい!」と思わず膝をたたいてしまった。この日本通の外国人にハグしたい。これでしたら私も毎日朝から晩まで機関銃で感謝弾を放つようにように「Love」を、ばらまいています。これでやっと長年もやもやしてきた語彙から解放されました。
 「ありがとう」、これからはこれで行くことにしました。

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このページは、三休が2015年2月 5日 02:32に書いた記事です。

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