日中戦略的互関係

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IMG_0983.JPG         (初夏に咲く中国原産の木の鬼「槐樹」5/21撮)

 先日は中国の国営某会社が6千人の総勢でフランスに慰安旅行をしたニュースに呆れたが、今日は日本の旅行業界関係の団体3千人が北京に押しかけたニュースでした。
 中国人の訪日爆買いのお返しかと思うが、「二階」に上がって梯子を外されぬようご用心。旅行業界の団体なら旅行者が安全に旅行できるように環境汚染の改善を、きちんと要求してもらいたい。

 ここでも戦略的互恵関係が話題にでたようです。日中戦略的互恵関係とは、日本と中国がアジアおよび世界に対し責任を持って貢献してゆくなかで、お互いが共通の利益を拡大しながら日中関係を発展させるという主旨です。簡単に言えば「ウイン・ウイン」の関係でして、使い古された欺瞞に満ちた「日中友好」とは趣きを異にしています。これは私の対中外交の原則、「距離を保持して安全運転(保持距離、以策安全)」でして、日本的な「スイート&ウエット」でなく「スイート&ドライ」の関係です。
 歴史的にみても日本と中国は対等の目線でお付き合いができず、常にどちらかが相手を見下ろす関係になっています。これからも両民族が互いに一目を置きながら競い合う関係が続いてゆくことでしょう。どちらもアジアのリーダー(中国語は覇権)を競うライバルになっています。
 中国は核保有、総人口が日本の10倍余、土地面積が25倍で数字上では圧倒されますが、文化力では日本が圧倒しています。ですから誇り高き敷島の大和民族が、漢民族の後塵を拝することに甘んじるわけがありません。
 それには日本が本来の日本を実践するため、戦略的に太平洋上で日米同盟の強化、インド洋上ではかつて中国儒教とインド仏教を平行導入してバランスをとったようにインドとの連携となります。

 どうやらここにきて21世紀における日本の積極的平和外交の方針が明確になってきました。

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このページは、三休が2015年5月25日 09:54に書いた記事です。

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