紀元節によせて

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IMG_4650.jpeg トランプ大統領誕生を、マスコミや評論本はあまりに近視眼的にみてしまい大きな文明の流れを鳥瞰していません。私はトランプ個人に集点を当てるよりも「トランプ現象」として捉えたほうがより問題の核心に近づくと考えています。
 アメリカは経済的、軍事的な大国ですが、世俗的で文化的な魅力に欠け、他国を脅かすほどの権力を持ちながらも、いまだに権威を獲得していません。どうみてもトランプに権威を感じられません。今回は日本と安倍首相がトランプの足りない部分を埋め合わせ補足する役割となりました。
 日本は軍事的にみれば、遺憾ながら実質的にアメリカの保護国にありますが、文化的にはアメリカをしのぐ大国です。ですからアメリカ世俗文明の「量」と横軸の地理的拡散と、日本文化の「質」と縦軸を基盤にして世界文明の創造してゆくべきなのです。これが日本が日本を実践することであり、今回の安倍・トランフの宿命会談となりました。日米同盟の絆はそのための活用です。これはグローバリズムに代わる世界文化維新であり、日米同盟が強固になれば世界はより豊かに安定します。
 日本は保護国を遺憾と思う必要がありません、かつて古代ローマ帝国の属領地に過ぎなかったユダヤの地に生まれたキリスト教が、ローマ帝国の国教となったように、いま日本教の貢献が期待されています。まさに太平洋戦争で礎になった両国の英霊による歴史神の采配です。
 安倍首相はその歴史認識を理解して動いていまので、心強いかぎりです。

追記;トランプ大統領のコメント;「日本は、豊かな歴史と文化を有する誇り高き国で、米国民はあなたの国とその伝統に深い尊敬の念を抱いている。」

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このページは、三休が2017年2月12日 00:17に書いた記事です。

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