星屑の街

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 さぁ2月です。節分、立春と続きます。
 私は講談社のブルーバックス新書の静かなフアンでして、何かに好奇心がわくと時おりお世話になっています。
 昨日は村山斉著「宇宙になぜ我々が存在するのか」を読んで、ヒックス粒子発見後の最新素粒子の知識をアップデイトしました。
 これによりますと人間もやはり地球をはじめ地球上のあらゆる物質と同じ様に、超新星の爆発で飛び散った星屑やガスで構成されていると論究し、もしニュートリノやヒックス粒子がなければ人間も物質も生まれなかったし、人間は10万分の1秒の早さで飛び散って消滅してしまうというのだからすごいことです。なるほどヒックスは神の素粒子と言われる由縁だ。
 そうなるとこの世は星屑の街となる。我々は星屑でつながっているわけです。この事実をどう捉えるかで、人間の本体論も大きく違ってくるかと思う。
「なんだ、人間は神の創造でなく、星屑かいな」と、小さく捉えるか、「人間は大宇宙と一体なのか」と、大きく捉えるかで活き方も違ってくるかと思う。

 明日は節分、そして立春となる。春を大きく迎えたいものです。
 

「何ごとの おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」(西行)

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このページは、三休が2013年2月 2日 00:56に書いた記事です。

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