
松本光正著「中村天風の歴史」を拝読。実に面白く貴重な資料になりました。
愛弟子だった大井満氏が遺した「ヨーガの里」、「戦場と瞑想」とすれば、本著書は天風晩年の直弟子が残しておかねばならぬ仕事でした。
私はこれまで著者の「呆けずに長生き」、「君子医者近寄らず」を読んでましたが、まさかこれほどまで「天風おたく」(自称)を、実践していた方と知りませんでした。実に痛快です。
天風の経歴をできる限り正すための「時代考証」と「ありばい」の検証だけで1冊の著書になって出版されたとは、松本氏の強い信念の賜物です。果たして今この本を手にする「天風おたく」がどれほどいるのか興味がつきません。
著者は後書きで、「私の生活信条は天風おたくを通すこと」とあり、私もそれには大賛成です。著者はコロナ感染のなかノーマスクを通し診療中もそうしているとあります。天風師がマスクはするな「口に褌してどうするのか」を実践しています。天風師はスペイン風邪の猛威の中で辻説法を始めていました。
「待ってました天風おたく!」これぞ直弟子です。でも一方で天風師は人に迷惑をかけないことを前提としていました。いま「天風おたく」が、絶滅危惧種にならぬよう、「天風哲理2.0」のバージョンアップが必要になっています。
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