2025年2月アーカイブ

梅の花

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IMG_9186.jpg      「昨日より 少し開いた 梅の花」(三休)
 私の春を待つ気持ちを詠んだ唯一の自信作(この句しかないが)。今年の冬はこの句がしみじみ身にしみる。
 先日の料理屋の床間に薄紅色の梅の花が花瓶に差してあったが、話に忙しく愛でるまで行かなかった。
 昨日、自転車での通りすがりに梅の花に気がつき、折り返して見納めの写真を撮った。梅の花は薄桃色がいい。
IMG_9161.jpg 2月が逃げるように過ぎてしまった。司馬遼の「モンゴル紀行」を読みながら3月を迎える事にする。ありがとう!

貴州芽台酒

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IMG_9155.jpg 中国の親子4人が東京を訪問し、貴州芽台酒アルコール度53度の高級白酒をお土産に私を訪ねてくれました。
 中国が家族旅行で日本に来る時代になったことに感心し、さらに習近平が愛飲する高級酒を土産にして来たのに驚きました。
 会席を摂りながら興味深く感じたことは、この家族は中国の3世代を象徴していたことです。
 両親は私と親密な珠海工場で働いている工場の主任。ともに安徽省から珠海工場に働きに来た経済発展途上のまだ貧しかった50歳後半の世代。
 長男は優秀で中国大学を卒業後にシンガポールの大学院留学し修士課程を終えて金融関係働く30歳後半世代。中国経済がイケイケドンドンの絶頂期世代で、無人EV車を乗っているようです。鼻息も荒く日本を同等視し何するものぞの態度です。京都に一度来ておりアニメのフアンでもあったが。
 次男は一人子政策のため長男と13歳違いで経済専攻の大学4年生。こちらは卒業後の就職難を憂いていました。ここ半世紀の経済の上り坂、頂点、下り坂の見る思いでした。
 芽台酒を少しずつ飲み干しながら、これからの中国経済の行末を見ていこうと思う。乾杯!有り難う。

蒙古放浪歌

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IMG_9148.jpg アメリカから帰国の準備を始めた時に大半の本を整理しました。
 中には捨てがたい司馬遼太郎の「街道をゆく」全43巻もありましたが、「台湾紀行」だけを残して全部整理してきました。
 もうモンゴルに行く機会もないと思い「モンゴル紀行」、「草原の記」も整理してきました。それが奇縁で6月にモンゴルツアーが決まりました。私にとり51カ国目の訪問になります。早速、文庫本を購入し再読に入ります。
 私が学生時代に酒に酔って一番よく唄ったのが「蒙古放浪歌」でした。これが潜在意識に入り込み、その後の人生に影響を与えてしまった歌でした。
 「心猛くも鬼神ならぬ 人と生まれて情なさけあれど 母をみ捨て波こえてゆく 友よ兄等といつまた逢はん〜
 波の彼方の蒙古の砂漠 男多恨の身の捨てどころ 胸に秘めたる大願あれど 生きて帰らむ望はもたぬ」
 今でもそらんじられます。でも、波越えて行く場所は違ったが、母なき家に無事に帰ってきました。合掌、有り難う。

 昨日、映画を見終えてフードコートへ移動。
 お昼時なのでテーブルはほぼ満席の状態でしたが、テーブルの上にウエットシートの箱を置いた場所を見つけました。これはマナー違反なので構わずそこに座って食事を始めました。
 隣のテーブルで主人がすでに立ち去りすぐに空くようなので、私は空いたらウエットシートの箱を、そのテーブルに置き換えようと考えていました。しかし、女性はなかなか立ち去りませんでした。
 そうしているうちに1〜2歳位の赤子を乗せたベビーカーを押し、3〜4歳位の子の手を引いた母親が、ヒス的な声で「ここは私が取った席なのですが」と言ってきました。母親は子供の席を確保するのに必死でした。
 すると隣の座っていた女性が、この親子を待っていたかのようにすぐさま「ここを使ってください」と立ち上がりました。私らはマナー違反をミスジャッジしたことを認めざるを得ませんでした。
 テーブルに座った母親の様子を見ていますと子供に食事させた後に、辛いラーメンを食べ始めました。
 そこで私らは「8個入りたこ焼き」を買い、3〜4歳位の子の肩をたたき「さっきはごめんね、これ食べて」とテーブルに置いてきました。
 極めて日本的情味の一コマでしたが、他者を気遣う優しさに触れました。ありがとう。

IMG_9140.jpg 友人の誘いで久々の時代劇の再々上映という「侍タイムスリッパー」を鑑賞。
 幕末の長州藩の侍と会津藩の刺客が、刀の交えていたところで落雷に遭い、ともに現代社会にタイムスリップと、ここまで7分間のみ時代劇!後は現代映画。騙された!
 やれやれ世の中には映画を創る人と観るマニアックがいるものです。
 鑑賞を進めて行くうちに、会津の刺客と長州侍がとまどいながらも現代社会にだんだん適応していく姿が、私の現状と重なり「もしかして俺ってタイムスリッパーなのかな?」と、錯覚を覚えてしまった。
 まあどの時代にタイムスリプしてもいい、その時代の「いまを生きている」ことに感謝です。
 ありがとう。

IMG_9116.jpg 今月はじめて東京に出かけ「天風経営者懇談会」(天経懇)の新年会に出かけてきました。
 この会は天風会から独立した外郭団体で、自由で心地よい居場所です。
 食事中に出席者の自己紹介がありまして、それぞれが天風統一道を実践している個性豊かで癖のある実に面白い人たちでした。
 今回は2歳の時から天風先生に抱かれて育った、天風歴66年?という元島中駿次理事長 (東京逓信病院産婦人科部長)の奥様と息子さんが参加してくれました。たぶん次回の講演者は島中さん親子かなと思う。 
 また、この会合で6月のモンゴル星空鑑賞ツアーが決まりました。
 会場がアルカディア市ヶ谷私学会館でしたので、10階に宿泊しましたら窓辺越しに夕陽に映える富士と朝方の薄らとした満月と富士のコラボが遠望できました。
 富士を遠望する東京もなかなか乙なものです。有り難う。

IMG_9107.jpg  毎年建国記念日に冨岡高校バスケットボールOB会の集会がありました。
 現役選手を激励しサポートを目的に創設されました。
 しかし、今年は趣旨が異なり会場の入口に「冨高高校バスケットボールOB会、解散式会場」とありました。
 なにも「解散式会場」まで書かなくてもいいと複雑な気持ちで会場に入りました。
 しかしこれが現実で、少子化で生徒が集まらず廃部となりました。OB会も存続する意味がなくなり解散です。
 解散式に現時点で住所のわかるOBリストは62人、今回の主席者は90歳を先頭に40歳まで38人でした。その内、後期高齢者が22人となりOB会も高齢化となっていまして、まさに日本の「少子高齢化」を象徴するような解散式でした。
 考えると気が滅入りますが、私は何事も「感謝と積極」を旨としていますので、これも日本が成熟社会に向かう過程として捉え、今を楽しむことにしました。有り難う。

IMG_9099.jpg トランプの登場により世界中が動き出した。日本もこれにより政局に入ります。
 ただ、私は主体的に自分の選んだユーチューバーのサイトしか見ていません。多くが時間の無駄と思うからです。日本の政局は飛ばし見しています。
 そんな中でもウクライナ人「BOGDAN」のサイトは見るようにしてきました。日本語が驚くほど上手く、音声の暖かさに愛国心と誠実さを感じさせるからです。しかもウクライナ情勢を的確に解説していました。
 そんな彼がウクライナの平和交渉の道筋が見えてきた時点で一時休憩を取るそうです。
 連日のストレスから強度の眩暈が続き時には自動車の運転もできず、日本の医師からドクターストップがかかり、日本でしばらく治療する事になりました。
 彼の早期の全快を祈ります。アリガトウ。

IMG_1654_Original.jpeg 当地、冨岡は最低気温が−4度、最高気温が6度という真冬日です。
 日本海側では積雪が1メートルを越え、さらに降り積もっています。昨年12月に上越市に行くと多くの家々の屋根に除雪用の梯子がかかっていた事にやっと納得が行きました。
 また糸魚川の街並みが異様に感じたのは雪国のいでたちだったからでした。でも、山に囲まれた冨岡は浅間山を盾にして雪をさえぎり「上州の空っ風」になっています。
 一方、石垣島の友人から立春にメールをもらい、桜が満開、海岸近くの岩場に咲く「ツワブキの花」の写真を送ってくださいました。
 さっそく、台湾の友人に電話し桜の満開時を聞きましたら、山間部は春の嵐で昨年に植えた桜木がたくさん倒れてしまい、今年の花見はキャンセルになりました。
 ともあれ真冬の寒波の中に、もうすぐ春の訪れです。
 春よ恋!早く来い!!、春を待ちわびる雪国の唄。 有り難う。

立春/青春

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IMG_9076.jpg           節分の朝陽
 2月1日、2日、又姪のハンドボール関東大会の応援で、埼玉の伊奈学園高校の体育館に出かけて来ました。この大会で2勝すれば大分県で開催される全国大会の出場が決まります。
 男女5試合を見ましたが、勝ったチームは嬉し泣き、負けたチームは悔し泣きしていました。青春の彼らにとっては大きな出来事なのです。私も高校時代にバスケットの試合の勝ち負けでよく泣きました。それほど大きなことでした。
 バスケットの関東大会に出場し、東京のチームと初戦で大差の敗退。東京チームとのレベルの違をはっきり知らされました。そして、どれだけ努力しても到達できない限界を学びました。
 また、そんな中でも中高6年間のバスケット生活の中で、ほんの1週間だけでしたが、「球心一体」無心でシュートするたびに全て網に入った貴重な経験をしました。私自身の到達点でした。
 同時にこれが私のバスケット生活の最後と直感しました。それから数年間はボールを触るのも嫌になりました。
 青春時代に努力と挫折を経験することはいいことです。今ではバスケットに感謝です。有り難う。

節分

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2:2.jpg 今年は124年ぶりに2月2日が節分、翌3日が立春となります。
 午後5時に豆蒔きをし家の周りと部屋の中が豆だらけとなりました。明日4週間ごとに来る掃除屋さんが来て掃除してくれる予定です。
 2月はドイツ児童小説「笑いを売った少年」の読書から始めました。
 「まだ笑うことのできる全ての人々のために、、、夢見ることが忘れられない永遠の少年達のファンタジー」。莫大な富と引き換えに、素晴らしい笑いを売ってしまった少年が、やがて富は幸せをもたらさない、笑いこそ人生に不可欠のものだ思い知り、笑いを取り戻どす旅に出る物語。
 こういうマイナーな本を、日本語で刊行する未知谷出版社、翻訳者と読者に敬意を表します。
 私も笑いながら、有り難う。

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